プロフィール

イベント制作会社、人材派遣会社勤務を経て 現在 不動産管理会社勤務の傍ら  フリーライター・翻訳家としても活動中。

行政書士試験合格。

インターネット上で実名を晒す理由

私がこのサイトのタイトルとしている「ひろたよしゆき」は私の実名・本名です。さすがに漢字では公表していませんが同姓同名の方は数が限られているので、漢字で書かないからといって実名を公表することの意味・影響を大きく減じるものではないと思います。


インターネット上に実名・本名を出すことの危険性は私も重々承知していながら、あえてそのリスクを冒すことの理由あるいは意味をここに書いておきたいと思います。


私がこのサイトにおいて本名で活動していることの理由は一義的には自身の発言に責任を持つためです。その背後には、インターネット上で特定の人に対して名指しで、実名で批判・非難する風潮に対しての反発ないし憤りのようなものがあります。


最近では不倫騒動で女性芸能人のブログに無数の人が悪意に満ちた書き込みをしたことや、自身のレイ 被害を公表・告発して性被害問題に対峙する人に対して誹謗中傷をする人がいた例があります。そのいずれにおいても匿名の発信者が特定の個人を名指しで非難・批判しています。


こうしたものも含めてそれを禁止・処罰する法整備が議論されるたびに「言論の自由」が持ち出されます。けれども私は匿名で発信されるものは言論では無いと思っています。言論の自由は国家権力に対して異を唱える人が処刑されたり財産を没収されたりしないことを保障するものであって、特定の個人に対する集団リンチを正当化するものではありません。


私は実名で自分の考えや気持ちを書くことによって、まずは私自身の発信によって特定の人を傷つけたり、その権利を侵害したりしないように緊張感を持ちたいと思います。


これまでの人生においては私は多くの人々に迷惑をかけ、傷つけても来ました。私が迷惑をかけたり、私が傷つけた相手から私が名指しで・かつ実名で非難・批判を受けることは、それが事実である限りにおいて致し方無いことです。その場合には発信者が実名であろうと匿名であろうと私はそれを真摯に受け止める覚悟でおります。


反面、私を誹謗中傷することもご自由でありますが、それが匿名で行われる場合には私にとって何の意味もないノイズに過ぎず、意に介さず・どこ吹く風です。匿名で身を隠しながら相手を中傷する人たちというのは、よほど暇な人か、よほど寂しい人か、あるいはよほど人格の歪んだ人なのだろうと思っています。同情はするかも知れませんがいちいち苦慮はしていられません。