三頭山(都民の森→鞘口峠→三頭山→三頭大滝→都民の森)

10月の下旬に 奥多摩・三頭山を歩いてきました。


登山と直接関係のないことですが、

僕はずいぶん年齢を重ねるまで、自分のための時間というものに固執して生きていました。

そしてあるとき、我に返ったように、そういう自分が、とても未熟で、寂しい人間であるように感じました。そのときから、他人のために自分の時間を使える人間でありたいと思うようになったのです。自分の時間を他人のために使うとは、すなわち、自分の人生の一部分を他人に捧げることであって、それが出来る人は幸せだし、それが出来ない人は天涯孤独であるように思えたのです。

それが正しい認識なのかどうかは分かりません。でも最近は、以前よりも、寂しくはなくなった気がします。

そんなことを考えながら、色づきはじめた落葉広葉樹の森を歩きました。

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ひろたよしゆき フリーライター 翻訳者