2018.11.14 12:30三頭山(都民の森→鞘口峠→三頭山→三頭大滝→都民の森)10月の下旬に 奥多摩・三頭山を歩いてきました。登山と直接関係のないことですが、僕はずいぶん年齢を重ねるまで、自分のための時間というものに固執して生きていました。そしてあるとき、我に返ったように、そういう自分が、とても未熟で、寂しい人間であるように感じました。そのときから、他人のために自分の時間を使える人間でありたいと思うようになったのです。自分の時間を他人のために使うとは、すなわち、自分の人生の...
2018.11.14 08:24山で他人から話しかけられること、美術館で他人から話しかけられること一人で登山道を歩いているときに、見ず知らずの他人から、会話を持ちかけられることがある。 すれ違いざまの「こんにちは」とか「おはようございます」程度のものではなく、よくこの山に来るのか?、最近ほかにどんな山に登ったのか?、住まいはどの辺りなのか?、下山後は温泉に立ち寄るのか?…登山者どうしの挨拶というよりは一歩立ち入ったものである。 向こうもこちらも登山愛好者であるし、僕としてそ...
2018.11.10 23:10花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに(小野小町・古今集)花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに(小野小町・古今集) この歌を読むと、遠い昔の アニメ主題歌の一節を思い出す。 「過ぎてく時間はこわくない、輝きを失うことが嫌なのです」 松本零士さん原作、新竹取物語1000年女王 の主題歌「コスモドリーム」の一節である。 花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに&n...
2018.11.10 12:05高水三山(軍畑駅→高水山→岩茸石山→惣岳山→御嶽駅)高水三山へは 2017年の11月に初めて行きました。私の家からは丹沢、高尾に次いでアクセスがよく、また駅から登山道までバスを使わずに行くことができ、道が整備されて歩きやすく、岩茸石山山頂からの展望は良好で、また行程もシーズン始めの足慣らしにちょうどよい感じ。至れり尽くせりという感じで、これまで行かなかったのが不思議なくらいでした。
2018.11.10 00:00嘆きつつ ひとり寝る夜の明くる間は いかに久しきものとかは知る(右大将道綱母・拾遺集)嘆きつつ ひとり寝る夜の明くる間は いかに久しきものとかは知る(右大将道綱母・拾遺集) 百人一首に採られているくらいだから名歌なのだろうけれど個人的に好きになれない、そういう幾つかの歌の一つである。 いかに久しきものとかは知る…。 和歌にはこういう結び方はよくある。僕はこれが修辞法だと分かっていながら嫌な気持ちになるのだ。 「…とかは知る」=あなたに分かるかしら、ど...
2018.11.09 13:15高尾山・稲荷山コース(高尾山口駅→稲荷山→高尾山頂→薬王院→高尾山口駅)5ヶ月ぶりに登山靴をはき、京王線・高尾山口駅に 朝06:15頃到着。稲荷山コースを登りました。高尾山には幾つもの登山道がありますが、私がいちばん好きなのは稲荷山コースです。1号路や6号路とくらべて人が少なく、静かな山歩きを楽しむことができる、というのが理由なのだろうと思います。